1954-07-14 第19回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号
中共やソ連から引揚げた人は、向うからちやんと期日を通告して、いつまでに舞鶴に船をよこせという配船まで、赤十字、紅十字からこちらに通告されたのです。それほど向うは国際的に期日を尊重しておるのです。
中共やソ連から引揚げた人は、向うからちやんと期日を通告して、いつまでに舞鶴に船をよこせという配船まで、赤十字、紅十字からこちらに通告されたのです。それほど向うは国際的に期日を尊重しておるのです。
向うで宣伝されたように、故国へ帰れば、仕事が十分ないので路頭に迷うのだとか、そういうようなところから、ナホトカまで出たがあとで引返した者もおるとか、また現地へ残つた方がいいだろうというような声も起つておるということをこの間第二次に引揚げた人も言つておりましたが、国へ帰つたらちやんと仕事が待つておるのだ、国をあげてあなた方を待つておるのだということで、人数もあまり多くないのであるから、その点においては
御承知のように、根室は北海道でただ一つ機銃掃射をやられて全滅した町であり、御承知の通りあそこは一に漁業だけで生活しておる町で、そしてこの人々は、国交を回復、たならば、何とかして漁業が営まれるだろうと、千島から引揚げた人たちも共、に念願しておつたのです。ところがマツカーサー・ラインが撤回されましても、一向に条件がよくなりません。
またそれは望ましいことであると考えられますが、さような意味で今の日本は外地から引揚げた人もたくさんあつて、人口過剰に悩んでおる。日本の政治のいろいろな問題も、最後の突き詰めた問題は人口問題である。それは考えられますけれども、しかし世界の人間の住む世界全体としての領域はお互いにこれを開き、そしてお互いにこれを使つて行くという方向に行かなければならぬ。
さような実情でありますけれども、これは考え方によると、また朝鮮におつて引揚げた人には、今日本人が朝鮮人からいろいろやられている、しかし自分たちが朝鮮におつたときのことを振り返つて考えればやはりこれくらいのおきゆうのすえられるのはあたりまえだと私は思います。というような述懐をしている人もあるのであります。
そうしますと日本が入らないかというと必ずしも入らないでもないようでありまして、これは非常にむずかしいが、例えば共産圏から引揚げた人などというものは、概念的にはやはりその中に入り得るものではないかと思つておりますが、まだ詳細な報告が、たしか飛行便で来るのだろうと思います。簡単な電報は来ておりますがどうもそんなような趣旨の電報でありますので今報告を待つております。
今田中委員が言われた第三次船で引揚げた人と会見することはいいでしようし、陳情を聞くこともいいでしよう。あるいはまた臼井委員が言われたように、三団体の意見を求めることはいいだろうが、しかし四次船団で引揚げて来て、抜けがけ的に東京に来てそうして当局に陳情するということは、これは法を無視したものである。そういう人々と委員会が会見する必要は毛頭ないと思う。
であるのかないのか、無私物であるなら取つてしまつてよろしいのか、それとも徳川なら徳川のものがこれはその後日本政府がその資格者であるから、これは日本政府のものであるのか、そこらの法律論はたびたび我々といたしましても耳にするのでありまして、その点の法律論というものは、私自信がございませんから御勘弁を願いたいと思うのです、併しこの法律に関係いたしまして、こういうものが仮に何らかの形で上つて来た、而もそれが引揚げた人
私どもといたしましては、引揚げた人の困つておる人にどうするかということは、これは厚生省のほうで生活保護の関係でいろいろ考えておるはずでございます。ただ我々として受入れましたときに、殊に教育部門におきまして日本の知識を一般に知らせて差し上げる、そうしますれば、百万円で大抵事は足りる、こう考えております。
先ほども申し上げましたように、一般公営住宅に優先的に入れるといたしましても、現実には、引揚げた人たちが、さしあたり生活の安定を求めてこれに入るということは、とうてい容易でない。二万円までの手当をいただくといたしましても、これを家賃に充当し、生活をして行こうということになると、容易じやない。
これが問題になつているのですが、現地から本土に上陸するとたんに未復員が復員したと、解除になつたということで、その途中における、自分の村へ帰る途中において事故を受けた者は、もうどんな集団的な災害に会つても、それはうも復員後であるから、何らの処置もとらないというのが建前でしよう、ところがたまたまソ連から引揚げた人たちがですね、共産党のアジトか何かに入つてしまうということをとめるために、特にそういうような
しかしこの間申し上げましたが、同じ政府の建設省に関係している、千葉県の稲毛海岸からちよつとはずれました前の戦車学校の跡の地理調査所の政府職員が千人ほど仕事をしているところへ、おそらく政府の命令と思いますが、警視庁の捜査課の諸君が百五十名武装して行つて、ここは軍事基地になつたのだから、ただちに立ちのけ、あるいは満州から引揚げた人が何年間か汗みどろになつて開墾している場所を、行き場所がなくてもわれわれの
これはどういうことかと申しますと、農村と全く同じでございまして終戰後海外から引揚げた人たちもおるわけでございます。殊に戰前の日本の漁業というものは世界到る所に進出しております。そういつた漁船なり資本というものがやはり日本内地に戻つて参つたわけでございます。これが水産業というものは非常に水ものでございまして水産業が非常に儲かる、こういう見地から水産業に非常に過重な投資が行われたわけでございます。
しかも外地から引揚げた人たちも相当おりますし、会社をつくつて必要とする人員が得られないとは、現在の状態から見て私たちは考えておらないのでありまして、十分有能な技術者を集め得ると考えておるわけであります。なおそういうものが集まつたとしても、その後よそへ行つてしまいはしないか、こういう御心配のようでありますけれども、私は、一応集まられた人がよそへ行くといえば電力会社に行くということになるのではないか。
最近中共から引揚げた人たちも、今は北京政権に手を打つてもらう一番いいときなんだ、抑留者が帰りたがつておれば帰りたがつておるほど、北京と急いで交渉を持つべきだと引揚者がちやんと言つておるじやないですか。抑留者の家族の身になつてみれば、あちらへ行く人に、自分のうちのこれとこれがここにおるそうだから、ぜひこれを聞いて来てもらいたい、ここえもまわつて来てもらいたいというのが切実な希望だと思う。
○奧村委員 たとえば関東州から引揚げた人など、非常に今回の確認事務に不満があるように聞いておる。それはどういうふうなことでそういう不満が出るのか。内容にわたつて御想像のつくことを御返事願いたいと思います。
○東政府委員 お話の通り、内地以外のところからの引揚げということになつておりますから、その引揚げた人の前におりました所のいかんにかかわらず、この特例の恩典に浴するものでございます。それと今の歯科医師の引揚者との間に差があるというお話であります。これにつきましては、医師、歯科医師等の引揚者に対する特例と、それからあん摩、はり、きゆうの場合の特例とが、別個の考え方になつておるのであります。
でこれらの引揚げた人たちに対する更生資金でありますが、これは一万五千円の更生資金を今日の物価に照らし合せまして三万円に増額して貰いたいという希望と、これの償還金が余りに多過ぎるために借りては直ぐ返し、借りては返すということになりますると、更生資金の役をなさないということなんであります。
引揚げ問題については昨年一九四九年の秋、満洲から引揚げた人たちの報告によりますると、大体次のような状況を判断することができると思います。引揚げは困難であり、日本人自体で引揚げを中共に嘆願し、あるいは促進運動をするがごときはとうてい許されない。奥地では今もなお日本はだめだから帰らない方がよい。帰つても仕方がない等の観測が行われました。